登ってきました!!


今朝、早い時間にChamonixの街を歩いてきたのですが、街ですれちがう人達はすでにニット帽をかぶって、手袋までしているのです。
秋の季節が短いChamonixでは、もうすぐ冬です!!

ここ最近のChamonixは、秋晴れが続いて本当に毎日が気持ちがいいんですよ 
時期適にChamonixの登山シーズンは終わってしまったのですが、これだけ毎日晴れた日が続いていれば、山へ登りに行きたくなってしまうのは私だけではないでしょう!
入念に天気予報をチェックして、登攀(クライミング)道具を持って泊り込みでChamonix針峰群へ単独で登りに行ってきました。

初日はエギーユ・デュ・ミディの展望台から、エギーユ・デュ・プラン 3673m まで、鋭くとがった岩峰を縦走するコース。
夏のシーズン中は、岩に雪がついている事はあまりないのですが、この時期はしっかり岩に雪がついていて、とても滑りやすい状態!?
しかも両サイドは切り立った絶壁ですので、単独でザイル(命綱)につながれていない私は、足を滑らせたら1000mは滑り落ちる事に・・・。
慎重に岩峰を縦走していたのですが、ロニョン・ドュ・プラン 3601mを越えて下り始めるピークで、あまりの雪の多さに単独での岩峰縦走は危険だと感じたので、残念でしたがこの場所で今まで来た道を引き返すことにしました。

この日はミディの展望台の下にあるコスミック小屋 3613m に泊まって、翌日はコスミック山稜を登る事に♪
皆さんはコスミック山稜が何所にあるか分かりますでしょうか?
写真に写っている場所がコスミック山稜なのですが、ミディの展望台からモンブラン側に見える岩壁がコスミック山稜になります。
今回はコスミック山稜の中でも有名な「レビュファ ルート」を登ってきましたよ。

前半は岩壁に程好くついた雪に、アイゼンの爪を効かせて登っていたのですが、途中で10m程の壁をラペル(懸垂下降)して下りた写真の辺りからは、本格的な登攀になってきて確保されていない単独登攀の私は、登りきるのに思った以上に時間がかかってしまいました・・・。
写真を良く見るとミディの展望台にある、頂上の塔が見えるのですが分かりますか?
ゴール地点はすぐそこに見えているのに、写真に写っている正面の岩壁を登るのが最後の難所でしたよ。

今回は天候にも恵まれて、岩も乾いている状態だったのでホールドもしやすく、他の登山客も少なくて自由に楽しんで、登攀する事ができました!!

本当に今回の登山は良い勉強になりましたので、この気持ちを忘れないで来年も、慎重に山登りを楽しみたいと思います

コメント

  1. Jun より:

    kyo-chan
    難しい壁を見ると燃えてくる男、Junです!!

    kyo-chanの言うとおり、岩壁(絶壁)=すなわち崖でしょう・・・。
    しかし、よ~く見ると岩壁にも登れるルートがちゃんとあるんですよ♪
    Chamonixの雄大な山々には、何も前から世界中のアルピニスト達に登られていて、本屋や、登山ショップへ行けば開拓された山のルート図が売れれているんです

  2. kyo-chan より:

    Unknown

    とても気持ち良さそうな天気ですね~~
    それにしても、すごいところ登ってるんですね。崖じゃないですか!崖!!クライミングだから当然?かぁ~
    ホント、気をつけて登ってくださいね。
    でも、難しい壁ほど燃えちゃうんでしょうね!